「スタンプサービス」を利用すると

「常に新規のお客さんをとりつづける」ということは飲食店にとっては至難の業です。新規のお客さんはもちろん大切な売り上げの元なのですが、すべてのお客さんが「新規」という状態は、すこし危機的です。飲食店はお客さんに「リピートしてもらってナンボ」である商売です。「一度しかお客さんが来てくれない」という状態は、なにか根本的な問題があるのでしょう。

そのような致命的な欠陥を抱える飲食店とは別に、たいていの飲食店は「何度も来てくれるお客さん」を抱えているものです。そのようなお客さんこそが「大切にしなければいけないお客さん」であり、決して失ってはいけない顧客です。そのような「通ってくれるお客さん」に対しては、飲食店側も「何かお礼をしたい」と考えるほどなのです。その手段として、「スタンプカード」を独自に作るような飲食店も多々あります。ある一定の会計金額毎にスタンプを押していき、スタンプの数に応じて何か「サービス」をしてあげるというようなものです。そのようなサービスは飲食店にとっては「また来て欲しい」という意思表示にもなり、「また来ようかな」と利用客が考えるキッカケにもつながる最良の施策です。
その飲食店を幸いにも気に入ってくれたお客さんにとってみれば、「もともと通うつもりだったので、スタンプカードサービスはありがたい」ということにもなり、お店の経営を支えてくれている「リピーター」に対して、飲食店は「恩返し」ができるという状態にもなります。

スタンプカードの仕組みはシンプルな場合が多いです。沢山食べれば食べるほど、つまり「お金を払えば払うほど」スタンプが押され、溜まったスタンプは一定量で「特定のメニューと交換」、つまりスタンプが溜まった状態でそのメニューを注文すれば「実質無料」ということになる場合が多いのです。それはその飲食店を愛するヘビーなリピーターからすると通っている飲食店からの「プレゼント」にほかなりません。そのプレゼントがもっとも嬉しく、「また来よう」という気持ちを引き起こします。飲食店にとってみれば、何回も通ってくれるお客さんに対しての「恩返し」になるのです。

気に入った飲食店があれば、そのような「スタンプサービス」や「ポイントサービス」を利用しない手はないのです。ただ会計時に簡単な手続きをするだけで作れる場合がほとんどですから、少しでも気に入った店舗があれば、率先してそのサービスカードを作りましょう。中には「そのようなものは面倒だ」と感じる人もいるかもしれません。利用するかどうかはその人の「自由」なのですが、「間違いなく通う」と自分自身で感じている場合は作らないと「損」です。これは特に会社の近くの飲食店で「ランチ」をとる店がそのようなサービスを提供している場合は、断然お得です。会社からは限られた範囲の飲食店しか行けません。必ず「リピート」することがわかっているからです。ですから、そのようなサービスを見つけた場合は是非利用してください。「食費」はどうしても逃げられない「出費」です。それが少しでも浮くということは、積み重なればバカにならない金額になることも考えられるのです。お得に、美味しく、食事を楽しみましょう。

 

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