飲食店の看板を見よう

「飲食」は私たちが生きるために必要な行為です。ですから、「食事」を提供する「飲食店」も私たちの暮らしに必要不可欠な存在であるといえるのです。ですが、すべての飲食店が私たちの暮らしに必要不可欠なわけではありません。世の中には沢山の飲食店があります。それらの飲食店は「職業」として、ひいては「ビジネス」として存在しています。

私たちは無限に食事をとれるわけではありません。私たちに必要な食事はせいぜい一日に3食です。そして人間は無限に存在しているわけではありません。「人口」とは存在する人数を表す言葉です。「人の口」と書きます。そう、この世に存在する人間の「口」の数には限りがあります。そして、それらの「口」が常に毎食「外食」するわけでもありません。つまり、「飲食店」が無限に存在したとしても、それは「余ってしまう」のです。ただ、「美味しい飲食店」であれば、リピーターを確保し、常に客足が途絶えないようにすることもできるでしょう。

飲食店はビジネスです。いくら私たちが生きるために「食べる」ということが必要でも、「その飲食店でなければならない理由」はどこにもないのです。理由がなければ、私たちはなるべく経済的で健康的な食生活を心がけるものです。「食」は生きるための基本であり、同時に「コスト」だからです。私たちは生涯得られる「財産」に限りがあるのです。だから「食」に関して無尽蔵にお金を使うわけにはいきません。お金を「食」に費やす際にはそれなりの「理由」が必ず必要なのです。その理由はその時、その人によって違います。自炊するのが面倒だから外食をする、という場合もあれば「美味しいから」という理由でその店に足を運ぶこともあるのです。飲食店が目指すのは後者です。「美味しい」と人に感じてもらえれば、またお店に足を運んでもらえるというわけです。

そのようなお客さんを「リピーター」といいます。飲食店ビジネスの基本的な戦略は、この「リピーター」を確保するためにあります。ですが、どのような飲食店も「最初」があるものです。お店を立ちあげなければそこにはお店はありません。逆にいえば「そこにある」ということは「誰かがそのお店を立ち上げた」ということになるのです。そして、立ち上げたばかりの頃はそのお店には「リピーター」はいないのです。誰も食べたことがない状態では、リピーターの付き用がないからです。

それでは、お店はどうやって「最初のお客」を掴み、それを「リピーター」にしたのか。それはひとえに「看板」の持つチカラが強いでしょう。「そこにお店がある」ということがわかるための目印、そしてそこが「何屋」なのかがわかるための「目印」として、「看板」があります。

ですから、私たちは行ったことがない、食べたことがない飲食店を選ぶ際には自然と「看板」を見ているのです。看板から得られる情報で「期待」とともにその店に足を踏み入れ、食べて「納得」するか、「期待以上の味に感動する」といったプロセスを経て「リピーター」になるのです。飲食店にとって看板は自分の店を伝えるために最も重要な情報ツールです。その限られたスペースにどれだけ自分の店のことを表せるかが、鍵です。お店を選ぶ際はそんな「看板」をよく見てみましょう。

 

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